京都石川県人会 第2回ふるさと講演会が開催されました!
2017-10-06
9月24日、しんらん交流館で、白山市出身の石川県立美術館第一学芸課長の谷口出氏を講師に迎えて、第2回ふるさと講演会が開催されました。講演会には35名が参加し、谷口講師の「すばらしき石川の美術工芸」と題する話に熱心に聞き入りました。
谷口氏は講演の中で、石川県は東京、京都と並んで日本を代表する土地柄で、人間国宝や芸術院会員など多くの工芸作家が幅広い分野で活躍していること、石川の美術工芸の特徴などについて詳しく紹介。石川県で美術工芸が発展したのは、①加賀藩前田家の文化的施策(百万石の経済力とプライド、加賀藩細工所に名工を招いたことなど)、②明治以降早くから海外に目を向け、殖産興業から美術工芸に力を入れてきたこと、③戦後全国に先駆けて美術館開館、展覧会開催、専門学校を開校するなど教育に力を入れ保護してきたことなどを分かりやすく説明されました。
参加者から「石川にすばらしい美術工芸がたくさんあることや、発展した理由がよく分かった」、「ぜひ美術館などを訪問したい」などの声が寄せられる、ふるさと石川への愛着と誇りを改めて強く感じる講演会となりました。
講演会終了後、館内のレストランでそろって昼食をとった後、東本願寺職員の方の案内で国の名勝に指定されている渉成園・枳殻邸を見学するなど、文化の秋にふさわしい楽しい一日となりました。
講演会の様子
講師の谷口 出氏(石川県立美術館学芸第一課長)
館内のレストランで昼食
渉成園・枳殻邸を見学。東本願寺職員さん(石川県出身)の説明に聞き入る。
参加者全員で記念撮影